地域の健康を支え、安心と温もりのある病院を目指して
― 女性会 親睦委員会『彦根市立病院長 講演会』 -
女性会では8月7日、石原ビルにて彦根市立病院 中野顯院長を講師に迎え、総勢25名参加のもと、「彦根市立病院長に就任して」と題した講演会を開催いたしました。
4月1日に新しく就任された中野院長は滋賀で生まれで、これまで彦根市立病院で10年以上循環器内科医として地域の住民の健康を守る為に努力されてきました。病院の基本理念である「住み慣れた地域で健康を支え、安心と温もりのある病院」をもとに、日々診察の向上に尽力されています。講演の中では、病院の目指すものとして主に二つのことを述べられました。
①湖東地域(1市4町)における中核病院として、ガン、心筋梗塞、脳卒中等の血管疾患、糖尿病に代表される生活習慣、救急疾患に対し、高度で良質な医療を提供し、住民に信頼される病院になること
②災害・ウイルス感染症等にも強い医療体制を構築すること
いずれの場合も、医師不足や働き方改革により医療体制が困難となる可能性もあるとのことで、私たちも負担軽減の協力は必要だと感じました。他にも、身近な健康のお話を聴き、血圧によって命にかかわる病気に繋がることの重要さを説明していただいたこと等勉強になりました。また、院長として地域の皆さんの声を聞き、運営に取り組んでいくというお言葉に確固たる信念がうかがえました。
女性会では、彦根市立病院が市民に寄り添う身近な病院であることを願い、懇談や勉強会を継続してまいりました。今回、院長の気構えをお聴きすることでその想いを一層強めました。