本、読んでいますか。
本を読む私に「本屋は本を売るもので、本は読むものやない」とずっと言い続けていたつれあいも、このところ通勤で読む小説の面白さにはまっています。
私の場合、作品のジャンルも、著者もバラバラ。ただただ一つ気に入るとその著者の作品を片っ端から読んだり、時代小説が気に入ると時代ものばかり読んだり。
今はまっているのが小川糸さん。初めに読んだのが「ツバキ文具店」。
祖母から代書屋(このあたりにもあるでしょうか)を引き継いだ鳩子が、複雑な事情を抱える依頼人の心に寄り添い、依頼人になりきって手紙を書く。詫び状あり、ラブレターあり、絶縁状あり。その手紙がなんともぴったりはまる。絶妙。フンフンと言う気分。鎌倉を舞台に周りの人たちとも付かず離れずのいい関係。続編も発売になっています。
興味があればご一読ください。小説は、おもしろいでぇ~す。
㈱天晨堂 細江正子